10回

大学院特別講義10回目は黒川雅之建築設計事務所代表の黒川雅之さんの講義でした。

 

黒川さんは銀座の寿司屋の心境でデザインするそうです。

それは自分の持つ知識や技術を用いて最も良い解を導き出すことだそうです。

黒川さんは、自分が何を作りたいかということを重要だと言っていました。何もない状態からデザインをするにも、自分はこういうものが作りたいんだという気持ちから始められるということでした。

 

黒川さんの講義はとても考えさせられることが多かったです。黒川さんがデザインをとても大きく、本質的なものとして捉えているんだなと感じました。また、黒川さんのデザインは文化というものを重視していてその上でモダンさを感じさせる魅力のあるものでした。黒川さんはデザインをするとき必ず空間が生まれるということを言っていて、確かにものが存在すればそこに空間が生まれるためデザインをするときに考えなければならないことだと思いました。いろいろなものを無理にコントロールするのではなく、そうなる状況、環境をデザインするということが重要なのかなと感じました。