第五回

第五回の大学院特別講義は梶川伸二さんでした。

梶川さんはインターソシア合同代表の人物で、オリンピックのロゴなどを手がけたGKデザイン京都を定年退職され今に至るそうです。GKデザインではプロダクトデザインをしていましたが、現在は都市環境やイベントなどのデザインを行なっています。また、梶川さんはまちづくりのデザインをにぎわい、都市交通、環境共生、ユニバーサルデザイン、安心安全のカテゴリーから景観という軸を元に説明されていました。さらにプロジェクトに至るまでの過程として社会課題、テーマ化、デザイン、プロジェクトという順に進んでいき課題解読能力、デザイン力、コミュニケーション能力が必要になるとのことでした。

 

この講義でのプロジェクトに至るまでの考え方は正直もっと早い段階で知っておきたかったなと思いました。自分は以前まで研究室で行なっていたあるプロジェクトのリーダーでしたが、このプロセスを知っていたらすでに進んでいて引き継いだプロジェクトでも、その本質をさらに理解しやすかったのではないかと感じました。もちろんこれから計画されるプロジェクトに関してはこのプロセスを元に作り上げていきたいし、途中から関わったプロジェクトに関してもこの4段階のプロセスを意識することで本質を改めて理解し、共有しやすくなるのではないだろうかと感じました。また、それぞれの段階で必要となる能力に関しても高めていく必要があるなということを強く感じることができました。