第6回

第6回の大学院特別講義はNPO法人WELgeeの渡部 清花さんによる講義でした。

この講義で私が学んだことは主に難民の方達と日本の関わりの現状です。特に驚いたのは難民と呼ばれる人が今現在とても多く存在し増え続けているということです。中でもシリアからの難民は非常に多いということでした。また、難民に対する日本の体制は整っていなく、難民の申請を行っても受理されるのはごく僅かで多くの人がそれを待ちながら暮らしていて時には犯罪を犯したわけではないのに収容所に入れられたり、居場所を確保するためにイスラム教へ改宗をせざるを得ないというようなこともあるそうです。また、難民には考えてみれば当たり前ですが、自国ではもともと普通に働いていた人も多いのでユニークなスキルを持っている人も多くそれらを活用する場を紹介することで難民の方に日本での居場所を作ることができるとのことでした。

 

この講義を聞いて考えたことは、自分に何ができるかと日本人としての難民に対する向き合い方です。日本は単一民族国家であり国内では圧倒的に同じ日本人と触れ合うことが多く自分自身、外国の方と話すときも言葉の壁や文化の違い等により相手が何者かわかりにくく、無礼なことではありますが無意識に日本においては自分の方が優位に感じてしまうこともあります。しかし、これは相手の本質が見えていなく本来は様々な技術や考えを相手が持っているのにそれに気づいていないためそう感じてしまうと思いました。これからはさらに敬意を持って相手と触れ合うよう心がけたいと思います。また、難民問題に関して自分ができることはここで学んだことを友人や家族など身近な人に伝えることだと思いました。自分も知らないことが多かったので、難民問題を多くの人が認知することが問題解決へと向かう大きな力だと感じたためです。